Life Cafe No.65
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自転車を携える旅、輪行のススメ誰もが扱いやすいスポーツ車 さらにおすすめする自転車の楽しみ方。それは“輪行”と呼ばれ、折り畳んだり分解したりできる自転車を専用の袋に入れ、電車やバス・飛行機などで移動することです。自転車愛好家の中では昔から行われてきましたが、自転車への高まるニーズと併せて、最近ではこの“輪行”をする方も増えています。 このサイクルショップの太田店長も愛車とともに国内各地を訪れ、さまざまな土地で自転車を走らせているようです。自分の住んでいる場所の周辺を自転車で巡ると新たな発見がありますが、初めて訪れる場所を自身の自転車で巡れば一層の発見があり旅そのものがさらに楽しくなることでしょう。 例えば、観光地などでも自転車でフラっと街を巡れば、ガイドブックに載っていないような小さなお寺や神社、公園、あるいはその土地ならではの古い建物にも出会うことができます。電車やバスでの移動では発車時刻を気にする必要がありますが、自転車ならばいつでも行きたい場所に自由に行くことができます。また、地方では美術館やテーマパークなどが市街地から離れた場所にある場合が多いので、通常の街乗りともひと味違う、自転車を存分に走らせてみる絶好の機会にもなります。 そして輪行の際に気をつけたいのは、輪行袋という専用の袋に収納する必要があること。さらに輪行をする場合、自転ルールやマナーを守ることが第一スピード感と安定性を兼ね備えた、スタンダードなスポーツバイク。幅広いギア設定で、シチュエーションを選ばずどこへでも行けそうな気分にさせてくれます。スピーディーな乗り心地を堪能したい時には、より安全な走行を心がけたいものです。小回りが利き、移動にも便利近所へのちょっとしたお買い物や、気ままな散策など、生活の中で便利に使える、シンプルなコンパクトタイプ。自転車を身体の一部のように感じさせてくれます。また、小径車ならではのコンパクトさがマンションでの暮らしにさりげなく溶け込みます。車を自ら分解し、現地で組み立てることになります。このサイクルショップのように輪行に関する講座を開催しているお店もありますので、ご興味のある方はそうした講座に参加し、輪行に関するノウハウを身につけてみるのもよいでしょう。 自転車の楽しみ方について紹介してきましたが、自転車へのニーズが高まる一方で、さまざまな問題が発生していることも事実です。昨年も自転車に乗っていた未成年者が70代女性にぶつかり、女性が重体となる事故がありました。自転車の楽しさや利便性の裏に潜む、安全性を問われる事故として世間で取り上げられたことも記憶に新しいかと思います。また一昨年の2015年6月には道路交通法が改正され自転車に対する取り締まりも厳しくなりました。自転車におけるルールに関しては、自転車に普段から乗り慣れている人でも知らないことが多いのではないでしょうか。自転車に乗ることを楽しむならば、まずはルールやマナーを守ることが第一となります。 そしてマンションで生活する場合などは、それぞれの規則に従い自転車を管理する必要があります。さらに自転車を普段から乗るのであれば、自転車専用の保険に入ることもおすすめします。新しいことを始めるのにぴったりなこれからの時期。楽しく、正しく、自転車に乗ることを心がけ、豊かな時間をもたらしてくれる自転車ライフを満喫してみませんか。4

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