Life Cafe No.67
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日常生活では、食品が傷まないように包む目的で使われている食品用ラップ。非常時には包帯やガーゼの代わりに応急処置に使うことができ、身体に巻き付けることで防寒対策に。さらに皿にラップをかけて使えば皿が汚れず、貴重な水の節約にもなります。その他、ラップをねじることで紐状になり、さまざまな活用ができますし、ガラス窓が破損した場合などは、ラップを貼ることで応急処置ができます。また、ポリ袋も大きなものは、防寒対策にもなり、小さなものを使うことで炊き立てのごはんや温かな料理を簡単につくることができます。これらの普段何気なく使っている身近なモノが、もしもの時には、私たちにとって強い味方になります。トイレの備えについて。大震災の際はデリケートな問題です。災害の中でも、特に大きな震災の際には水洗トイレが使えなくなる、という事態が起こりえます。特にマンション住まいの際は、停電により水を送る給水ポンプが停止してしまい、トイレの水が出なくなる恐れがあります。この他にも、排水管が破損したり、下水道管の損傷により使えなくなる可能性が高くなります。このような状況の場合、携帯トイレが必要となります。現在市販されているものは、機能的に優れたものが多いようです。携帯トイレのストックは、最低7日間分が目安とされています。また万が一、携帯トイレを備えていなかった場合は、新聞紙とポリ袋があれば、応急用のトイレを作ることができます。被災地ではトイレを我慢して体調を崩す方などもいたようですし、トイレはとてもデリケートな問題です。自宅のトイレが使えなくなった場合に備え、この機会に携帯トイレを常備してみてはいかがでしょうか。家族やご自身にとって必要となる情報を一つのカードにまとめておけば災害に遭遇した非常時の際も、冷静に行動することができます。名前、住所、電話番号、生年月日、血液型はもちろんですが、アレルギーや持病、服用している薬などを記載しておけば、怪我や疾患の場合のケアも対応がスムーズになります。また、健康保険証の番号やクレジットカード、銀行の口座番号等もこのカードに加えておけば、慌てずに対処ができます。パーソナルカードを防水用の袋などに入れておけば、もしもの時も安心です。さらにスマホなどで写真の画像として保存しておくこともオススメします。ただしパーソナルカードは個人情報となりますので、その扱いには十分に注意したいものです。もしもの時も。知っておくときっと役立つ、防災のいろいろ。食品用ラップやポリ袋など。もしもの時は身近なモノが強い味方。家族や自分の情報を一つに。パーソナルカードを作りましょう。4

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